神流湖【三波石峡】城峰山を紹介していきます。
神流湖とは
神流湖(かんなこ)とは、群馬埼玉県境に流れる神流川に、昭和43年11月に建設された下久保ダムに造られた人造湖で、ダム湖百選に選定されています。
神流川とは
神流川とは、奥秩父山塊である三国山の西を源とし、「本谷・中ノ沢・北沢」3つの沢と合流し神川となる流路延長87.4キロの川です。
三国山を源流とする神流川は、神流湖(下久保ダム)を流れ、烏川に合流し、利根川へと流れていきます。
群馬県と埼玉県の県境に位置
神流湖(下久保ダム)
右岸は、埼玉県児玉郡神川町
左岸が、群馬県藤岡市保美濃山
神流湖(下久保ダム)は、群馬県と埼玉県の県境に位置しています。
下久保ダムの東側直下には、三波石峡そして群馬県上野村の諏訪山の東側には神流川最上流である奥神流湖が位置しています。
三波石峡とは
三波石峡とは、群馬県藤岡市の下久保ダム(神流湖)の東側直下の神流川上流に、位置する約1キロメートル程に渡る渓谷です。渓谷には、巨岩・奇岩が並び、国の名勝および天然記念物に指定されています。
三波石峡と冬桜
群馬埼玉を流れる神流川上流にある渓谷の三波石峡にある48の三波四十八石には、名前が付けられています。通称三波石には、独特の美しい模様が描かれており、石の採集は禁止とされています。
昔から鬼石と言えば、三波石は有名ですが、群馬県の郷土かるたである上毛かるたのさ行には「三波石と共に名高い冬桜」とうたわれています。
城峰公園では、10月下旬から開花する冬桜(十月桜)又神流湖の北に位置する桜山公園では、春と冬に開花する見事な桜が見られます。
登仙橋【神流川】
埼玉県道・群馬県道331号吉田太田部譲原線には、埼玉群馬県境に位置する神流川にかかる赤い登仙橋があります。
登仙橋は、竣工年次は昭和42年の横64メートル・幅6メートルのワーレントラス橋です。
登仙橋から眺めることができる三波石峡の紅葉と新緑は素晴らしく、三波石峡の四季折々の美しい自然を感じることが出来ます。又登仙橋には、神流川を利用される方々の安全確保に万全を期するために、警報スピーカの増設された矢納警報局があり、三波石峡の名勝および天然記念物の案内石があります。
登仙橋は、ハイキングコースのひとつになっており、駐車場やトイレなどの設備はありませんが、渡ることができます。
群馬県藤岡市と埼玉県神川を繋ぐ神流川にかかる登仙橋は、懐かしさを感じる素敵な風景です。三波石峡の下流位置からも登仙橋が見えます。
登仙橋から矢納警報局を過ぎ、回り込むように、神流川に沿って上流へ向かっていくと神流湖(下久保ダム)直下の、三波石峡です。
上流に向かって行く間には、数ヶ所の三波石峡へ降りることが出来る箇所があります。
階段を降りると渓谷に降りることができ、美しい色をした神流川が静かに流れています。
登仙橋から先は、三波石峡のみちが繋がっていき、三波石峡の上流に行くことが出来ます。
神流湖【三波石峡】城峰山ハイキング
関東ふれあいの道【将門伝説を探る道】は、自然歩道を歩くハイキングコースのひとつです。登仙橋の終点地の先には、三波石峡のみちに続いており、三波石峡までハイキングすることが出来ます。
それでは、神流湖【三波石峡】城峰山を満喫することができるハイキングコースを紹介していきます。
将門伝説を探る道
将門伝説を探る道とは、なんだかすごそうな道ですね。
将門伝説を探る道とは、
将門伝説を探る道とは「西門平ー鐘掛城跡ー石間峠ー城峯神社ー城峯山ー石間峠-城峰公園ー登仙橋」を歩くハキングコースです。
- 14.3キロのハイキングコース
- コースタイム4時間50分
- 健脚向き
将門伝説を探る道【起点】秩父郡皆野町
起点は、秩父郡皆野町からで、起点には「西門平バス停」があります。
将門伝説を探る道【終点】児玉郡神川町
終点は、児玉郡神川町で、終点には「登仙橋バス停」があります。
関東ふれあいの道【将門伝説を探る道】は、神流湖(下久保ダム)の展望を楽しみながら、城峰山山麓にまつわる伝説を探り自然公園を歩くハイキングです。
この道を歩けば、城峰山に桔梗が咲かないと言い伝えられる理由の意味がわかるかもしれませんよ。
三波石峡のみち
城峰山そして城峰公園と神流川に架かる赤い橋登仙橋を渡るとその先には、三波石峡のみちがあります。
関東ふれあいのみち【三波石峡のみち】
群馬埼玉県境である登仙橋から名勝・三波石峡をめぐる下久保ダム・神流湖までの自然遊歩道の5キロ程のハイキングコースです。
埼玉群馬県境を、歩くことができる将門伝説を探る道は、三波石峡まで行くことが出来る「三波石峡のみち」が続いていますので、三波石峡も楽しむことができます。
城峰山
神流湖(下久保ダム)のすぐ南側に位置している城峰山(じょうみねさん)は、神流湖を見渡すことができ、とても展望に良いお山です。
秩父郡皆野町と児玉郡神川町の境界に位置する標高1,038メートル程は、平将門が、このお山に立てこもった伝説があることから、将門伝説を探る道と言われるハイキングコースが設備されています。
城峰山山頂には、一等三角点があり、電波塔の下にある展望台からは、360度の景色が広がります。両神山をはじめ、奥秩父の山々や上信越の山々、又天候に恵まれれば日光連山までも見渡すことが出来るほどです。
城峰公園
神流湖(下久保ダム)を一望することができるのも、城峰山麓にある城峯公園です。
城峰山山麓の城峰公園には、晩秋から初冬にかけて開花する貴重な600本ほどの桜が植えられています。将門伝説を探る道である城峰公園展望台からは、神流湖(下久保ダム)が一望でき、下久保ダムを、眼下に見渡すことが出来る絶景ポイントのひとつです。
関東ふれあいの道【将門伝説を探る道】では、神流湖(下久保ダム)の展望を楽しみながらハイキングが出来ます。
将門の隠れ岩
城峯山の城峯神社近くには、コース外になっていますが、鎖1本で登る絶壁状の岩場「将門の隠れ岩」があります。岩場好きな慣れている方には、楽しめる岩場です。
石間峠
城峰山には、石間峠(林道城峰1号線)まで車で行くことが出来ますので、簡単に登頂ができる展望に優れたお山です。城峰山の東側に位置している石間峠は、標高950メートル程の峠で展望はありません。
石間峠の東側のキャンプ場の先には鐘掛城が位置しています。
叢石橋
三波石峡上流部には、叢石橋(そうせきばし)があり、神流川の三波石峡を渡ることが出来ます。
叢石橋「三波石峡の撮影スポット」
三波石峡に降りることが出来る数カ所あるなかの6番入口の先にある叢石橋は三波石峡駐車場からすぐの位置にあり、訪れる人の写真撮影の人気スポットです。
神流湖【三波石峡】城峰山は、ハイキングしながら、絶景や神流川上流に位置する渓谷を楽しむことが出来る魅力溢れた自然の地です。
まとめ
神流湖【三波石峡】城峰山はいかがでしたか。城峰山麓の美しい神流湖直下に流れる神流川に位置する三波石峡や神流湖(下久保ダム)は、美しい湖と魅力的な四季折々の自然豊かな地です。アクセスが便利な場所でもあり、バス停も設置されています。美しい神流湖を眺めながら、大自然の群馬埼玉県境をハイキングしてみませんか。