二子山【奥秩父の山】
埼玉県秩父郡小鹿野町に位置する奥秩父のクライミングに人気の岩峰である二子山を紹介します。
二子山【奥秩父】クライミング人気の岩峰
二子山は、石灰岩からなる岩峰で、西岳と東岳2つの岩峰を持つ双耳峰のお山です。埼玉県秩父郡の奥秩父の西秩父自然公園位置するクライミングに人気の名山である岩峰の二子山です。
二子山は林道西秩父線から入山します。
群馬県甘楽郡神流町と埼玉県秩父郡小鹿野町の県境周辺に近い位置にある二子山は、低山でありますが、不安定や断崖絶壁の岩稜帯を歩いたり、岩稜帯をトラバースしたり、くさり場が続く高感度抜群のスリリングな岩峰です。又二子山の二子山弓状も独特な岩峰が魅力となっています。
二子山には、一般ルートと上級者ルートがあります。
スリリングな岩稜帯が魅力的な二子山は、険しい岩稜帯を登る破線ルートですが、一般ルートから是非挑戦してみるのもおススメです。自分にあった体力や技術のルートを探してみてくださいね。
二子山
坂本から入る二子山魚尾道登山口周辺からは、迫力ある二子山の双耳峰の全容が良く見えます。
又二子山山頂や岩稜帯からは、日本百名山である両神山を目の前に見ることが出来ます。
二子山の双耳峰からは、ぐるりと360度の展望が広がります。
2つのルートは、西岳の周辺の岩稜帯で、一般ルートと上級者ルートと合流します。
二子山登山口
二子山登山口は、二子山倉尾登山口と二子山魚尾道登山口があります。どちらの登山口から入山しても股峠で合流します。
二子山倉尾登山口
林道西秩父線にある二子山倉尾登山口には、車を止めるスペースがあります。登山口の先の右側の路肩に10台程車を止めるスペースがあります。天候の良い休日にはクライマーの車で満車になったりします。
こちらの登山口は、二子山の股峠までの距離が短く、又峠まで最短距離で登ることが出きるので、クライミング目的のクライマーさんには、人気の登山口です。
一般ルートでも比較的優しいルートは、二子山倉尾登山口から入る股峠から西岳~股峠~東岳のルートですが、どのルートでも楽しめますので、自分にあったルートを選んで登るのが良いですね。
二子山魚尾道登山口
299号線から林道西秩父線に入るとすぐある二子山魚尾道登山口には、登山口から少し先の路肩に、3台程車を止める小さなスペースがあります。
魚尾道登山口からは、沢を遡るように登って行きます。
股峠まで二子山倉尾登山口から入るより倍以上の距離がありますが、二子山をゆっくり山歩きしたり、岩稜帯も渡りたい方におススメです。又峠から一般ルートを上級者ルートを選択することができます。二子山魚尾道登山口から二子山の【股峠峠~東岳~西岳~魚尾道峠の周回】で約5キロ程の距離です。
どちらの登山口にも、駐車場スペースとバイオトイレが完備されています。又両方の登山口には、小鹿野おもてなし課の入山者数を記録する数取機カウンターが設置されています。
岩稜帯を渡る破線ルートでは、とても魅力的な景観を見ることが出来ます。
クライミングに人気の二子山は、とても魅力的な岩峰です。又岩稜帯を登るのはもちろんのこと、断崖絶壁の岩稜帯を渡りますので、破線ルートの地図が読めたり、バリエーションルートが得意な方でクライミングにある程度の知識と技術と体力がある方にはとてもおススメです。
二子山の全容は、誰も見惚れてしまう迫力ある岩峰です。険しい岩峰を登って双耳峰である西岳・東岳の2峰の山頂を目指します。
西岳
二子山西岳(標高1165.6メートル)
日本百名山である両神山の個性的なお山が目の前に見られます。高感度抜群の解放感溢れた西岳です。
東岳
二子山東岳(標高1122メートル)
二子山の東岳山頂には山頂標識が木にくくり付けられています。
二子山の西岳・東岳の両耳峰からの景色は絶景です。岩峰なので、両耳峰の山頂は狭いですが、それも岩峰の魅力ですね。秩父らしい大自然の景観です。
股峠
股峠は二子山魚尾道登山口・二子山倉尾登山口の合流地点になります。
二子山西岳と二子山東岳の分岐点になる股峠は、双耳峰の中間地点程の位置にあります。
股峠からの展望はありません。
又峠周辺には、ニリンソウ群生地があります。春には花が咲き、二子山山麓に優しい風景が見られます。
ニリンソウの花言葉は【友情・協力】ですが、奥秩父の二子山山麓に穏やかな春風が吹く頃に静かに咲き始めます。かたくりの花も見ることが出来ます。
お山に静かに咲く生命力の強いお花には、とても癒されますね。
魚尾道峠
展望も魅力的な魚尾道峠にはクサリ場があります。こちらの魚尾道峠を、通らずに股峠から西岳・東岳と双耳峰を、ピストンする比較的優しいルートもあります。どのルートも二子山岩峰まで急登りがあります。
お山の楽しみ方は、人それぞれですね。
二子山【雲海】
今日の二子山西岳山頂からは、両神山を目の前に、美しい雲海を見ることが出来ました。天候は、曇りでしたが、二子山から見る一面の雲海には感動しました。山頂から見る景色というものは、どんな天候でもお山に登ってみないとわからないという面白さが自然の神秘的な魅力のひとつといえますね。心に響く瞬間の景色は、心の財産になります。
険しい岩峰を、流れゆく雲海の中に入るのはとても気持ちが良いものです。
二子山で雲海に包まれながら青空とコラボレーションする雲海を見るのは、とても幻想的でした。青い空に白い雲の流れるゆく風景に太陽の光がキラキラと輝いて綺麗です。
二子山の低山でも、険しい山々を包み込む光景の雲海は素敵でした。
クライミングに人気の険しく迫力ある二子山の岩峰は、今日は優しく迎え入れてくれました。
まとめ
二子山【奥秩父の山】はいかがでしたか。
クライミングに人気の二子山は、秘境溢れた奥秩父の大自然の中に位置する岩峰です。クライミングや岩峰の岩稜帯が好きな方にとてもおススメのお山です。滑落事故も多い二子山ですが、ルートにあったクライミング装備をして安全登山で楽しんでくださいね。