水ノ塔山 東篭ノ登山縦走【抜群の展望】初心者おススメ!
このコースの最大の魅力は抜群の展望「水ノ塔山 ~東篭ノ登山縦走」を紹介します。今の時期は、絶景を見ながら高山植物がたくさん見られます。今が旬です!高峰高原・湯ノ丸高原周辺では、カモシカやきつねや野生動物にも会えたりします。
水ノ塔山(みずのとやま)
水ノ塔山(標高2202メートル) は群馬県と長野県境に位置しています。水ノ塔山登山口が、標高2000メートル程なので、初心者の方も高峰2000メートル級からの大展望をみることが出来ます。今回はこの水ノ塔山から篭ノ登山まで縦走を紹介したいと思います。
水ノ塔山から黒ザレ・赤ザレの稜線を渡り東篭ノ登山縦走していくルートです。
水ノ塔山登山口アクセス
上信越自動車道【小諸インターチェンジから30分程】のところにあります。浅間サンラインを走りチェリーパークライン~車坂峠~アサマ2000スキー場を目指します。左側に、高峰高原ホテルがあり、右側に黒斑山登山口があります。そこを過ぎると高峰高原ビジターセンターがあります。ビジターセンタを左折してしばらく行くと【高峰温泉・ランプ湯】があります。高峰温泉の駐車場に入ると、右手に水ノ塔山登山口があります。
水ノ塔山~篭ノ登山無料駐車場
- 高峰温泉「20台」
- 高峰高原ビジターセンター「50台」
- 高峰高原ホテル「40台」
- 浅間2000パーク「700台」
水ノ塔山登山口の前には、高峰温泉駐車場があり路肩に止めることが出来ます。満車の場合は浅間山(前掛山)・黒斑山・仙人岳・高峰山などの登山口の周辺の駐車場に止められます。
水ノ塔山登山口
高峰温泉【ランプの湯】の前にあります。水ノ塔山登山口の案内標識があります。左奥の道は【湯ノ丸高峰林道】になり、池ノ平湿原にでます。東篭ノ登山を下山したらこの湯ノ丸高峰林道から戻ってくる道です。水ノ塔山山頂までは1時間程です。
水ノ塔山山頂(標高2202メートル)
水ノ塔山山頂はガレ場で狭いです。水ノ塔山山頂の南西からの展望が良く、浅間山や八ヶ岳を見ることが出来ます。高峰山の稜線が綺麗に見えます。天候に恵まれれば遠くに富士山が見えます。
山頂標識があります。山頂から北側に回り込むようにして篭ノ登山 (東篭ノ登山)を目指していきます。水ノ塔山山頂から 東篭ノ登山の稜線まで出る道(北側斜面)は、雪解けしている5月でも、雪積があります。春でも残雪があります。
篭ノ登山(かごのとやま)
篭ノ登山は、群馬県と長野県境に位置しています。
篭ノ登山には西と東の2峰を持つ山です。西篭ノ登山と東篭ノ登山があります。東篭ノ登山(標高2228メートル)西篭ノ登山(標高2212メートル)です。
水ノ塔山~篭ノ登山への稜線歩きは、景色を眺めながら上州と信州の県境を気持ち良く歩くことが出来ます。「東篭ノ登山~西篭ノ登山」を経由もできます。
東篭ノ登山山頂(標高2228メートル)
東篭ノ登山(標高2228メートル)一等三角点の東篭ノ登山山頂は360度の展望です。群馬県と長野県をぐるりと見渡せます。
高峰温泉から水ノ塔山 を歩いてきた赤ザレの稜線も見ることが出来ます。蛇骨岳・黒斑山の稜線の奥に浅間山。八ヶ岳、赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山。八ヶ岳背後の遠くに南アルプス北岳。池ノ平湿原の上部に中央アルプス。烏帽子岳の奥に北アルプス、遠く日光連山や富士山を見ることが出来ます。
このまま右方にある「西篭ノ登山」へも向かうことができます。天候に寄っては一面の雲海も見られます。
水ノ塔山 東篭ノ登山縦走【抜群の展望】初心者おススメ!
抜群の展望を誇る「水ノ塔山 ~東篭ノ登山 縦走」。水ノ塔山~東篭ノ登山 の縦走は【赤ザレ・黒ザレの尾根】を渡り東篭ノ登山を目指すルートです。
高峰温泉【ランプの湯】の前に水ノ塔山への登山道からはいります。そこから水ノ塔山山頂を目指します。登山口にはいると熊笹と天然カラマツ林があります。最初にうぐいす展望台を目指します。うぐいす展望台まで展望はないですが天然林と砂ザレと爽やかな風が水ノ塔山を楽しませてくます。
「うぐいす展望台」に出ると、視界が開けてきます。登っていくとガレ場やザレ場ゴーロが出てきます。登っていくうちに南側の展望が広がって行きます。
水ノ塔山まで【浮石や落石】に充分注意して歩行してください。岩にマーキングがあるので歩きやすい場所を歩いてください。
水ノ塔山~東篭ノ登山縦走の魅力【赤ザレの稜線】
水ノ塔山~東篭ノ登山の縦走の魅力は、大展望と赤ザレを歩く稜線です。
水ノ塔山と東篭ノ登山を結ぶ赤ザレの稜線を歩きます。赤ザレ・黒ザレの尾根「赤ゾレの頭」を歩き東篭ノ登山山頂を目指します。左側は信州長野県・右側は上州群馬県です。風が強い日は群馬側から上州空っ風が吹き、長野側から風の突風があるのであおられることのないように歩きましょう。
東篭ノ登山山頂から、右方向に行けば「西篭ノ登山」です。「西篭ノ登山」を経由してもOKです。
東篭ノ登山山頂からは、左斜面を降りていきます。天然カラマツ林を歩いて行くと、篭ノ登山登山口に出て、通称【兎平】にでます。池ノ平湿原の入口に隣接している駐車場周辺にでます。そこから池ノ平湿原へ行くことも出来ます。
【兎平】から約4キロ程の湯ノ丸高峰林道を歩き高峰高原【水ノ塔山登山口】に戻ってきます。東篭ノ登山から下山すると目の前は池ノ平湿原です。高峰高原と湯の丸高原の中間に池ノ平湿原があります。お時間がある方は是非湿原の中を歩いてみてください。
高峰高原へ向かう湯ノ丸高峰林道から、左手は登ってきた「水ノ塔山から東篭ノ登山」の稜線の赤ザレ・黒ザレを下から見上げることができます。
湯の丸高峰林道
湯の丸高峰林道の開通期間は5月上旬~11月中旬です。気象状況に寄って開通期間は変わります。午後5時を過ぎると、地蔵峠側のゲートも車坂峠側のゲートも閉鎖します。
高峰高原~湯ノ丸高原をつないでいる「湯ノ丸高峰林道」から「水ノ塔山~東篭ノ登山」の赤ザレ・黒ザレ稜線を、見上げながらの林道歩きも魅力です。
池ノ平湿原【高山植物の宝庫】湯の丸高原
上信越高原国立公園に位置する湯の丸高原「池ノ平湿原」は、高山植物の宝庫です。標高2000メート湿原をリラックスしながらとても清々しく歩くことが出来ます。
東歩道(林道側)から入り高山植物を見ながらを一周すると最短で1時間程です。湿原の木道を歩いて行くと【鏡池】がありその先は行き止まりになっています。【鏡池】の手前が三方ヶ峰と見晴台の入口です。おとぎの森では、ハクサンシャクナゲが咲いてます。
池ノ平湿原【三方ヶ峰】
「池ノ平湿原」コマクサ群生地は三方ヶ峰(標高2040メートル)にあります。左側に咲くコマクサを楽しみながら、景色を眺め三方ヶ峰から見晴台に向かいます。
池ノ平湿原【見晴台】
見晴台(標高2095メートル)からは北アルプス、烏帽子岳、白根山、八ヶ岳の展望があります。見晴台から右方向へ池ノ平湿原(ピグミーの森)を通り見晴歩道を歩き【雪上の丘~雷の丘~村界の丘】と最短ルートを一周できます。見晴台から左方向「三方見晴歩道」~見晴岳(標高2095メートル)に行くと湯の丸高原や地蔵峠や烏帽子岳などのロングコースを楽しむことができます。
まとめ
高峰高原、湯ノ丸高原、池ノ平湿原のグリーンシーズンでは、高山植物が咲き乱れています。標高2000メートル級の高峰を楽しむことができます。今回は、水ノ塔山 東篭ノ登山 縦走のルートを紹介しました。水ノ塔山 東篭ノ登山縦走【抜群の展望】初心者おススメ!です。とても魅力溢れているルートです。体力に合わせて色々なルートがありますので、是非お好きなルートを歩いてみてください。大自然のなか標高2000メートル級で絶景を眺めながら、高山植物を楽しむことができます。