新型コロナウイルスの影響を受けて、アウトドアブームが到来しています。スポーツを中心とした人気もある中で、ひそかに注目されているのが登山やハイキングです。これらは、運動ほど心拍数を上げずに大自然を満喫することができ、若者化はもちろん中高年の方でも楽しむことができるアウトドア活動として古くから親しまれてきました。山が多い日本ならではの楽しみ方であり、現在も根強い人気を誇っています。しかし、歩くだけとはいっても山道です。足元や周囲には、初心者の方が気づけない危険が潜んでいるかもしれませんよ。今回は登山やハイキングを安全に楽しむ方法について紹介していきます!
①まずは必要な道具から揃えることが大切
登山やハイキングでは、必要な装備を整えてから出発することが非常に重要です。いざという時でも安全に下山するため、念には念を入れた用意を怠らないようにしましょう。特に重要なシューズとリュックは以下のように選ぶと良いでしょう。
①-(1):ハイキングシューズ
ハイキングには専用の靴が存在しています。ランニングシューズなどのように、山登りやハイキングに適した作りとなっており、滑りにくく頑丈なつくりとなっていることが特徴です。防水機能が付いていることが多く、足元が湿っていても快適に楽しむことができるよう工夫が施されています。ハイキングであればローカット、登山であればハイカットが基本となります。
①-(2):容量の多いリュック
リュックは何度も良いという訳でもありません。基本的には「腰ベルトが付いていること」「レインカバーが装着できること」「30リットル以上の容量があること」が条件です。特に要領には注意が必要で、学生などが利用しているリュックでは必要なものを全て持ち歩くことができません。手に持つといざという時に身体を守ることができないので、両手は開けて置けるよう、容量の多いリュックを購入しましょう。
②最初のうちは歩きやすい春秋に実施する
比較的快適に登山やハイキングを行うことができる季節は、春や秋です。夏は気温が高く熱中症や脱水症状に陥りやすく、冬は防寒対策で身動きがとりづらくなるので初心者には向きません。また、雪が降っていることも多いので自ずと難易度は向上します。登山やハイキングに慣れていない初心者の方は、春・秋の山で経験を積んでから夏・秋にも挑戦してみましょう!
③標高差や目安時間をあらかじめ確認する
登山・ハイキングで最も重要になるのがこの標高差や実施時間です。これが大きく・長くなればなるほど難易度は上がり、遂行が困難になります。無理をすると命の危険や遭難の危険があるため、徐々に上げていくようにしましょう。初めての方は、標高差100m未満~100m/実施時間3時間以内が目安です。帰り道があることも頭の中に入れ、長すぎない時間設定をしましょう。慣れていないとペース配分を間違えたりすることもあるので、余分な休憩をはさんでも十分に帰還できる感覚を身に付けていくことが大切です。
まとめ:最初は無理をしすぎない程度で経験を積むことが大切!
今回はアウトドアの中でも人気がある「登山」や「ハイキング」について紹介してきました。日本ならではの大自然を堪能することができることもあり非常に人気ではありますが、中には危険も潜んでいます。しっかりとした対策をすれば、初心者でも安全に楽しむことができるので、ぜひこの記事を参考に道具の準備から進めてみてはいかがでしょうか?