群馬県中之条に位置する世立八滝・大仙の滝を紹介していきます。
世立八滝・大仙の滝
四立八滝・大仙の滝は関越自動車道・渋川伊香保インターチェンジから、六合村方面へ車で1時間40分程にある滝です。
世立八滝(よだてはったき)とは?
群馬県吾妻郡中之条町の六合村に位置する六合の里・入山地区にある8つに連なる滝です。国道292号沿いに世立八滝のひとつである大仙の滝が見えます。その大仙の滝から上流に八つ滝が連なっている事から世立八滝と命名されています。大仙の滝の真上には天狗神社があります。群馬県六合村の秘境であり、日本でも有数な滝群のひとつです。
『四立八滝・8つの滝』
白砂川上流の八石沢川
➀「大仙(おおぜん)の滝」➁「段々(だった)の滝」➂「箱の滝」④「久内(きゅうない)の滝」⑤「不思議の滝」⑥「井戸の滝」⑦「さつうぜんの滝」
依田尾川
⑧「仙の滝」
この8つの滝の総称を、世立八滝(よだてはったき)と言います。
四立八滝の8つ内2つの滝、不思議の滝、井戸の滝は現在見ることができません。
大仙の滝とは?
大仙の滝は「世立八滝」のひとつです。
落差20メートル程ですが、世立八滝の中でも一番迫力があり豪快な滝です。滝つぼまで降りることができ、滝つぼの岩場では、たくさんの水しぶきがふりかかります。自然のミストが浴びられてとても気持ち良いです。特に暑い夏の季節には別世界を感じさせてくれます。
世立八滝の最下流の位置にある滝
最下流の大仙の滝には、遊歩道があり入り口からは、10分程で行くことができます。
天狗の足跡
左側の階段を上っていくと大仙の滝の上にでます。大仙の滝裏手に登ると水辺があります。大仙の滝の上の崖には天狗の足跡と言われる大きな足跡のような跡が見られこの天狗の足跡には、様々な伝説が残っています。
駐車場
大仙の滝は白砂川沿いを野反湖方面に向かうわけですが、その道路沿いの右側に滝への入口があります。入口の橋の手前に、車2.3台程止められる小さなスペースがあります。橋の周辺では、耳を澄ますと微かに滝の音が聞こえます。
白砂川・白砂渓谷ライン
中之条町六合地区を流れる白砂川上流に、世立八滝があるわけです。
その白砂川を縦断するように沿って白砂渓谷ラインはあります。
白砂川の渓谷美を車窓から楽しみながら世立八滝のひとつ大仙の滝まで向かうことが出来ます。
そしてその先には天空の湖・野反湖があります。
四立八滝周辺の見どころ
天空の湖・野反湖は、もちろんのことの六合村周辺では、素晴らしき自然があります。四立八滝とセットで楽しめる六合村の自然を紹介していきます。
【チャツボミゴケ公園・穴地獄】国指定天然記念物
芳ケ平湿地群穴地獄としてラムサール条約に登録されています。コケが一面に広がる光景を、木道や階段を歩きながら見ることができます。チャツボミゴケ群生地の穴地獄はとても神秘的です。近くに名湯・草津温泉があります。硫黄の世界と苔を感じながらトレッキングできます。暑い真夏よりも、春や秋が一番きれいな緑色をしています。初夏はツツジが綺麗です。標高があるので周辺から山々を見渡すことができます。駐車場から穴地獄まで坂道を登って行きますが、現在はバスも出ています。
尻焼温泉・川の湯
尻焼温泉は花敷温泉から800メートル程奥にあります。岩の割れ目から源泉が湧き出ています「川の湯」と呼ばれる自然の露天風呂です。名前のとうり川に入る温泉です。自然の中の温泉なので、そのまま河原に降りて川に入る開放的な温泉で無料駐車場もあります。自然の中の川の温泉なので設備とかはありません。秋は紅葉がとても綺麗です。男性も女性も自然の中で同じ川に入る温泉です。
暮坂峠
群馬県吾妻郡中之条町にある峠・暮坂峠(くれさかとうげ)標高1086メートルは中之条草津線(群馬県道55号)日本ロマンチック街道の一部で、草津と沢渡を結んでいる峠です。頂上には暮坂峠のシンボル・詩人若山牧水(ぼくすい)の【枯野(かれの)の旅】の詩碑があります。秋は落葉樹、唐松の紅葉がとても綺麗です。暮坂峠を通り草津温泉へ抜けることができます。
暮坂高原
暮坂峠標高980メートルに暮坂高原があります。お花を見ながら遊歩道を歩くことができ、夕焼けもとても綺麗です。真夏でも気温20度程が多く冷涼な暮坂高原です。キャンプ場もあり、釣りもできます。たくさん深呼吸して自然と遊んでみてください。
まとめ
世立八滝(よだてはったき)の6滝を全部巡るのは、急な階段が続いたり、アップダウンや危険個所も多くかなり体力も使うハードなコースだと思いますので、しかっりした装備と靴で歩かれるのをおススメします。今回はその中のひとつ一番下流にある10分程で行ける大仙の滝を紹介してみました。是非野反湖方面に行かれるときは立ち寄ってみてください。たくさんの自然にふれると優しくなれます。