備前楯山「足尾外輪山一望の絶景」
こんにちは、今回は栃木県日光市足尾の地にそびえる足尾外輪山が一望できるお山「備前楯山」を紹介します。足尾銅山で1610年(慶長15年)備前楯山で初めて銅が発見されたお山です。
備前楯山「足尾外輪山一望の絶景」
標高1,272m備前楯山は、足尾外輪山の絶景を堪能できて、気軽に登ることが出来るお山です。群馬県から国道122号線を日光方面へ向かい途中から293号線に入り銀山平キャンプ場に向かいます。
銀山平キャンプ場は、皇海山・庚申山の登山口にもなっています。
293号線の庚申山公園線を庚申川に遡っていくと銀山平に到着します。銀山平には、国民宿舎かじか荘があります。国民宿舎かじか荘から林道舟石線の約2キロ程先の舟石峠に登山口があります。舟石峠には駐車場も完備されています。
備前楯山山頂からは足尾外輪山の大展望が広がります。足尾銅山の歴史を感じることができるお山です。皇海山から流れる源流域の松木沢の北西にそびえたつ山々の岩肌の眺めは見事なパノラマです。
林道舟石線
足尾銅山を開発した古河市兵衛が名付けた地の林道舟石線を歩くのも魅力たっぷりです。
かじか荘から備前前楯山の登山道入口まで車で行くことが出来ますが、林道舟石線をハイキングしながら歩いていくのもおススメです。かじか荘から林道舟石線を歩く場合は、舗装された道路を舟石峠登山口まで歩き往復7キロ程です。舟石峠登山口からですと往復2.5キロ程(3時間程)の短距離です。林道舟石線の途中には、東屋があったり、今もこの地に残されている足尾の風景を見ることが出来ます。
林道舟石線は足尾の風を感じながら自然の風景も楽しめます。山奥の青空に静かに立つ1本の白樺も綺麗です。色々な道を歩くとたくさんの発見ができますね。又カモシカやタヌキに出会えるかもしれませんよ。
明治19年に開畑された畑には、土神社の碑もあります。足尾の田舎風景をみながら備前楯山の登山口までゆっくりと歩くのもおススメですよ。
この地には、47戸の家が点在していて昭和29年には住む人がいなくなってしまったそうです。
備前楯山
林道舟石線の舟石峠駐車場から、備前楯山の登山道へ入っていきます。
舟石峠駐車場には、足尾銅山を開発した古河市兵衛が名付けたといわれるこの地の名前の由来となった舟石が残されております。
備前楯山山麓のこの地は、舟石と名付けられる前は、岩魚が多く取れたので「魚の沢」と呼ばれていました。
舟石峠駐車場から備前楯山山頂までの登山道には、標識もあるのでとても気持ち良く歩くことが出来ます。登山道からの景色は良いとはいえませんが、備前楯山山頂からの景色は、足尾外輪山一望の絶景が広がります。山頂周辺は滑りやすい箇所がありますので転ばないように気おつけてくださいね。
備前楯山からの展望できる山
袈裟丸連峰・庚申山・皇海山・オロ山・三俣山・シゲト山・中倉山・黒檜岳・社山・男体山・半月山・薬師岳・地蔵岳他
足尾外輪山の絶景の大パノラマを楽しめます。
備前楯山山頂からの景色
三等三角点の備前楯山の狭い山頂には、積み上げられたケルンがあります。
備前楯山山頂からは、足尾外輪山一望の絶景が広がります。空気も澄んでいるので青空がとても綺麗です。天候に恵まれれば、日光の男体山を見ることが出来ますが、今日は雲の中の隠れています。残念ですね。皇海山の頭は見ることが出来ました。お山は本当に天候に左右されますね。
備前楯山の登山道や山頂からは、中倉山の孤独のブナの木を見ることができます。
春には、ヤシオツツジがとても綺麗なお山です。
まとめ
ハイキング気分で登れる備前楯山は、足尾外輪山が一望できます。足尾銅山で初めて銅が発見されたお山である備前楯山は足尾銅山の歴史を感じさせてくれるとても素敵なお山です。是非登ってみてくださいね。「日本一の鉱都」と呼ばれた足尾銅山観光もセットでおススメです。