山のグレーディングレベル

登山

グレーディングレベルとは、体力度と技術的難易度で評価したものです。

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山のグレーディングレベル

山のグレーディングレベルとは、体力度・能力度・技術度などを技術的難易度で評価したものです。登山を安全に楽しむための目安となります。無積雪・天候良好時が基準になっています。技術的難度は、段階評価となっています。

 

体力

 

体力度は、1段階から10段階で評価されます。数字が大きくなるほど体力が必要になります。

「日帰りが可能・一泊以上が適当、1~2泊が適当、2~3泊以上が適当」なども評価されます。

 

登山道
A・登山道は設備されている。道迷いの心配がなく、転んだ場合の転落・滑落の可能性は低い。
B・沢・崖・場所により雪渓などを通過。急な登下降があり、道がわかりにくい場所がある。転んだ場合の転落・滑落の可能性がある。
C・案内標識が不十分な箇所があったり、はしご、くさり場・渡渉箇所がある・雪渓などがありミスをすると転落・滑落の可能性がある。
D・厳しい岩稜・不安定なガレ場・はしご、くさり場、雪渓・藪漕ぎを必要とする箇所、渡渉箇所がある。手を使う急な登下降がある。はしご、くさり場・案内標識などが限定的で、転落・滑落の危険個所が多い。
E・緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降があり、転落・滑落の危険個所が連続する。深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する。
技術・能力
A・登山の設備が必要
B・登山経験が必要・地図読み能力があることが望ましい
C・地図読み能力・ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D・地図読み能力・岩場・雪渓を、安定して通過できるバランス能力や技術が必要
ルートファインディングの技術が必要
E・地図読み能力・岩場・雪渓を安定して通過できるバランス能力と技術が必要やロープ技術
ルートファインディングの技術・高度な判断力が必要
【地図読み能力とは】
地図を見て、自分の位置が知ることができて、自分が目指している目的地へのルートを識別できる能力です
【ルートファインディングとは】
登山道がない場所などや不明な場所でも安全に通過できるルートを探し出すことができる能力
【藪漕ぎとは】
笹や低木などが密生する藪を手でかき分けて進むこと
【渡渉とは】
沢や川などの水流の中を対岸まで歩いて渡ること
これらを基準に総合的に評価されたのが山のグレーディングレベルです。

【技術・能力・体力・登山ルート】を総合的に評価したレベル

 

技術・能力・体力・登山ルートを、総合的に評価したものがグレーディングレベルです。自分の登る山がグレーディングされていれば、この評価を参考にできます。グレーディングレベルは、評価されていない山のほうが多いです。評価されている山は、ほんの一部です。比較的登山者が多い山がグレーディングされてます。

 

グレーディングレベルは天候や状況などによって変わるので、目安にするにはとても良いと思います。山の状況は常に変化します。グレーディングレベルは目安です。入山したら常に慎重に安全登山を目指していくことが重要です。初めて登る山を、参考にできますね。

 

エスケープルートは重要

 

エスケープルートとは、天候不良や体調不良など、様々なアクシデントにより、登山計画が遂行できない場合にすみやかに下山するルート。 危険箇所を回避するための道です。

 

悪天候や体調不良、地震・崩落・偶発的要因など様々なリスク回避のためすみやかに下山できるように、エスケープルートもあるのか、ないのか、あるならばどのルートなのか調べておくのも大切です。

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まとめ

自然の山は、入山すると様々な出来事に遭遇します。登頂した感動はすばらしいですね。アクシデントは突然やってきたりします。登頂したら、安全下山できるように心がけていきたいですね。山の怖さを知ることで安全登山に結びついていきますね。大自然の中で、今年も夏山を楽しんでくださいね。
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