2月になり春の訪れを感じる季節になると、ふきのとう【山菜】が芽を出します。
もうすぐ土の中から顔を出します。
雪解けと共に芽吹くふきのとうをご紹介したいと思います。
ふきのとう【山菜】
ふきのとうがもうすぐ芽吹く時期になりました。
地域や気候に寄って異なりますが2月頃からお山に見られるようになります。
早春に咲くふきの花の蕾の花茎のことを、ふきのとうと言います。
ふきとふきのとうは、同じで、ふきのとうの蕾の後から出てきたものをふきと言います。
ふきのとう蕾の後に、出てくる葉柄をふきのとうと言い、2度時期をずらして地上に、お顔を出すわけです。
春の訪れを感じて、雪解けの土の中から顔をのぞかせている姿は、愛らしいものです。
春を感じさせてくれる多年草のひとつです。
ふきのとうの食べ方
ふきのとうは花が咲く前の蕾を食べます。
蕾はしっかりと閉じているものが採取時期です。
特有の苦さと甘みがあり、蕾~少し開いた状態で食べるのが旬です。
蕾が開き過ぎているのは、収穫には遅い状態であり、苦みが強く美味しくなくなってしまいます。
ふき味噌・てんぷら・お焼き・つくだ煮・味噌汁・煮物・和え物など色々な調理方法があります。
ふきのとうは、摘んだ当日に調理すると一番美味しく頂くことができます。
当日調理できない場合は、新聞紙などに包んで風通しの良いところにおくと鮮度が失われません。
採取して日数が経過すると香りもなくなり色も変わってしまいます。
あく抜きがポイント
ペタシテニン「別名はフキノトキシン」というアクがありますので必ずあく抜きをしてから食べましょう。
ペタシテニンとは、毒性のあるピロリジジンアルカロイドの一種でたくさん食べたり、食べ続けるとよくありません。
苦みが強いので、水洗いをしてあく抜きは、たっぷりのお湯でしっかりと念入りにすることで美味しく食べられるようになります。
ゆがくときは2回茹でるのもおススメです。
大きな鍋に塩を少し加えて沸騰したら2,3分ゆがいてあく抜きをします。
あく抜きをしたら、色が変わってしまうためすぐ冷水で冷やします。
あく抜きをしたら調理開始です。
ふきのとうはあく抜きがとても重要な山菜です。
絶対生で食べたりしないようにしてくださいね。
保存
採取したら新鮮なうちに食べるのが一番ですが、すぐ食べられない場合は冷凍保存ができます。
水洗いをして汚れを取ったら、しっかりと水気を取ります。
水分を吸ってしまうと味が落ちてしまうので、さっと水洗いしましょう。
水気を取ったら、入れ物に入れて冷凍庫にいれれば保存できます。
食べたいときに煮たり、焼いたり、お味噌汁にしたり調理することができます。
栄養
食べるのも見るのも魅力いっぱいのふきのとうですが、体にうれしい栄養素も豊富に含まれています。
食物繊維が豊富でビタミンE・K・B・カリウム・葉酸胃腸や消化に良いフキノリド又ケンフェロール、フキノール酸などの抗酸化作用が期待できるポリフェノール成分も含まれています。
まとめ
ふきのとう【山菜】はいかがでしたか。
ふきのとうは、春の訪れを感じ芽吹く山菜です。有毒性ピロリジジンアルカロイドの一種であるペタシテニン(フキノトキシン)が含まれているので食べ方や量に注意して、しっかりとあく抜きをして調理すれば美味しく食べることができます。