高立一本岩【矢川峠】
群馬県下仁田西野牧高立地区の高立一本岩を紹介します。
高立一本岩【矢川峠】
矢川峠は、長野県佐久市香坂と群馬県下仁田町西野牧の間にある峠です。
群馬県下仁田西野牧から矢川峠へ向かう途中の高立地区に高立一本岩があります。
鏑川の上流をトレイルしていくと高立一本岩を見ることができます。
高立一本岩へ行くには
高立一本岩へは、群馬県道下仁田軽井沢線43号線の下仁田街道・姫街道もみじラインから行くことができます。
群馬県道下仁田軽井沢線43号線の鳥屋橋を過ぎて御場山登山口方面に向かいます。
しばらく行くと高立の標識が出てきます。
左折して鏑川を渡っていきます。
鏑川を渡ったら高立集落に向かっていきます。
下仁田町西野牧高立地区の高立一本岩の立つ、鏑川の上流に向かって山の奥地までトレイルしていきます。
高立一本岩と5つの集落
高立一本岩へ行くには、瀬成集落・初鳥屋集落・小平集落・菅倉集落・高立集落と5つの集落を通っていきます。
この5つの集落は、鏑川最上流に位置する高立地区にあります。
高立地区の最奥地の集落である高立集落の山の斜面に立ち並ぶ集落風景には、おだやかな気持ちにさせてくれます。
高立地区は、明治から昭和30年代後半にかけて、3度の土砂災害に見舞われており、昭和43年に地すべり防止区域指定を受け、水抜きボーリング工を実施していている地です。
高立地区・最後の集落である高立集落を過ぎて高立一本岩に向かっていきます。
矢川峠入口になる最奥地の集落である高立集落を過ぎると山道に入っていきます。
高立集落から西の位置に高立一本岩があります。
御場山
高立一本岩の東に位置している御場山(おんばやま)ぐんま百名山があります。
標高1,059.2メートルの急峻な岩場で囲まれたお山です。
高立一本岩に向かう途中の左側の御場山高立登山口入口を通過していきます。
御場山登山口高立地区【通行止め】
高立地区からの登山道は、2022年5月現在も大崩落で通行止めになっているため、林道御場山線及び作業道から入っていきます。
御場山へは、萱倉橋の隣に車を止めるスペースもあり、この辺りから前方に高立一本岩が小さく見えてきます。
田畑が広がる田園風景がとても心地よい場所です。
鏑川最上流域【高立一本岩】
高立一本岩は高立地区の鏑川最上流域にあります。
高立集落を過ぎ山道をトレイルしていくと鏑川最上流に辿り着きます。
鏑川最上流のきれいな白い濁り水は、鉱泉です。
鏑川最上流域に流れる鉱泉の神秘的な湧き水は、見惚れてしまう奇麗な鉱泉水です。
鏑川上流は、西牧川とも呼びますが、鏑川に流れ込む鉱泉の水の色はとても奇麗です。自然の偉大さを感じますね。
自然豊かな奥深い秘境である鏑川最上流域西牧川に、高立一本岩が立っています。
高立一本岩
高立一本岩まで、薄暗い杉の中の山道を歩きます。
落石の多い荒れた林道を歩いていくと前方に高立一本岩が見えてきます。
高立一本岩の岩はとても脆いですが、岩場の鎖場から、高立一本岩と石祠を見ることができます。
高立一本岩と矢川峠
高立一本岩から先は、矢川峠に続いています。上信越自動車道の八風山トンネルの南側に位置している高立一本岩や矢川峠は、群馬と長野の県境の山麓にあります。
高立一本岩の分岐地点には、朽ちた標識がありハイキングコースとありますが、高立一本岩【矢川峠】から入る矢川峠への登山道は、現在ほとんどルートがわかりにくく地図やコンパスなどを使用してバリエーションで山道を歩く状態のトレイルになります。
災害個所や踏み跡や確認することができないルートが多く、もちろん藪漕ぎもあります。時代の流れと共に、バリエーションルートでコンパスと地図で歩く登山道に変わりつつあります。
高立一本岩までは、落石などが多く荒れていますが、道迷いはなくなだらかな山道を歩き辿り着くことができる場所です。
まとめ
高立一本岩【矢川峠】はいかがでしたか。
以前は、高立地区の高立から矢川への峠道はハイキングコースでしたが、現在はとても荒れている峠道になっています。高立一本岩までは、ハイキング気分で行くことができますので、是非トレイルしてみてくださいね。