妙義山の魅力【中之嶽神社轟岩・中ノ岳・東岳・金洞山】
上信越道松井田妙義インターチェンジから15分程、下仁田インターチェンジから25分程にある妙義山【中之嶽神社・轟岩(とどろきいわ)・中ノ岳・東岳・金洞山】を紹介していきます。
妙義山の魅力【中之嶽神社轟岩・中ノ岳・東岳・金洞山】
妙義山の魅力【中之嶽神社轟岩・中ノ岳・東岳・金洞山】
群馬県の上毛かるたでは「紅葉に映える妙義山」と親しまれている「日本三大奇景」のひとつのお山です。上毛三山「赤城山・榛名山・妙義山」のひとつで、群馬県の西部(下仁田町・富岡市・安中市)の3つに境界にあります。
妙義山(みょうぎさん)には、表妙義と裏妙義があります。
表妙義
白雲山(相馬岳)・金洞山・金鶏山の三峰からなる南側を【表妙義】
最高峰は表妙義の稜線上にある白雲山(相馬岳)です。
裏妙義
烏帽子岩・谷急山(やきゅうさん)などの北側を【裏妙義】
妙義山塊最高峰(妙義山系全体の峰)では谷急山です。
どちらも独特で複雑な岩峰群のお山です。
群馬県立妙義公園
群馬県立妙義山にある第ー石門~第四石門やカニの横ばい・大砲岩などの石門群奇勝部分の表妙義は、「県立妙義公園」になっています。妙義公園からは、迫力満点の表妙義・金洞山を見上げることができます。
さくらの里【関東ふれあいの道】
妙義山南麓には、妙義山を眺めながら歩けるハイキングコース県立森林公園【さくらの里】があります。
妙義山の案内看板がある中之岳駐車場から入れるさくらの里という遊歩道があります。さくらの名所として知られているさくらの里には、47ヘクタールの広大な敷地に45種5000本程の桜が植えてあるそうです。春はさくらと妙義山の景観が素晴らしく、秋は、美しい紅葉を見ながらハイキングができます。
妙義山の岩肌を眺めながら、自然の中を探索して歩くさくらの里は魅力が溢れています。さくらの里からは、妙義山の紅葉ラインの奥に「筆頭岩」や「金鶏山」(入山禁止)を近く見ることができます。中之岳駐車場から妙義山の峰のひとつである「金洞山」の険しい岩壁を背後に西上州の解放感あふれた景色を眺めることが出来ます。
妙義山南麓に位置するさくらの里遊歩道のハイキングコースはアップダウンがあり、階段もありますので、登山靴などがおススメです。
石門巡り
妙義山には、関東ふれあいの道【さくらの里と石門のみち】があります。妙義山は、火山噴出物で、構成される古い火山体と言われ永年にわたる風化・浸食によって岩石の堅い部分が残り、その奇岩怪石の山容となったものといわれ、その特徴が最もよくあらわれているのが、石門群と言われて、人気の登山コースにもなっています。
自然災害で立ち入り禁止でしたが、登山道も修復されて通行止めも解除されました。
妙義山石門巡り登山口は、中之嶽神社から400メートル程の位置にある県立妙義公園管理事務所の前の道路沿いにあります。
表妙義4つの石門
妙義山には、個性溢れる奇岩がたくさんあります。妙義山の岩峰は、自然の偉大さを感じさせてくれます。この険しい複雑な岩峰群が妙義山の芸術的な表情を楽しませてくれます。
広葉樹が豊かな妙義山は、秋の紅葉のシーズン時期は素晴らしい真っ赤なもみじが彩ります。
妙義南麓の登山へ一番近いバス停は「中村バス停」です。そこから徒歩で60分程歩くと妙義公園管理事務所周辺の道路の反対側に石門コースへの登山道入口があります。
中之嶽神社【妙義山】
中之嶽神社は、群馬県甘楽郡下仁田町大字上小坂の妙義山南麓に鎮座しています。
妙義山には、妙義神社と中之嶽神社の2つがありますが、今回は中之嶽神社を紹介していきます。
中之嶽神社は、轟岩を御神体としている拝殿
819年創立した、妙義山の南麓に鎮座する轟岩(とどろきいわ)を御神体とする【巨岩信仰】の本殿を持たない神社です。
赤い鳥居の奥には、黄金色に輝いた中之嶽神社象徴でもあるだいこく様が見えます。
日本一のだいこく様(パワースポット)
妙義山南麓に、中之嶽神社には、高さ20メートル・重量8.5トンの日本一の金色のだいこく様がいます。だいこく様は小槌を持っていますが、中之嶽神社には剣を持つだいこく様がいます。
運気・やる気・元気がアップするパワースポットになっています。
黄金色の剣を持つだいこく様を、眺めているだけでパワーアップしそうですね。
御朱印をもらうとミニだいこく様をいただけます。お財布の中に入れて身につけていられますね。
宮司の直筆の御朱印をいただけます。
この御朱印は今から4年前の平成29年にいただいてるものです。
当時「中之嶽神社~中之岳~東岳~金洞山」を登るときにいただいただいた御朱印です。
又ピンクやブルーのカラフルで愛らしい限定御朱印もいただけます。限定御朱印は書置きです。
私は妙義山に登山にいくと、毎回黄金塩を買ってしまうのですね。中之嶽神社の黄金塩で、浄めるのが定番です。金運を招くといわれてますが、浄化としてトイレや玄関の置くのもおススメです。
中之岳神社駐車場(県立妙義公園駐車場)
妙義山南麓ある金洞山の迫力ある岩肌を眺められる広い駐車場(500台程)とトイレ(バリアフリー)が完備されています。駐車場は舗装されていて、妙義山案内看板があります。トイレを背に左奥・赤い鳥居の奥が中之嶽神社になります。駐車場からは中之嶽神社のだいこく様も見えます。
駐車場からは荒船山方面の連なる西上州の山並みが見ることが出来ます。
中之岳神社駐車場から東方面には、金鶏山や筆頭岩も眺められます。駐車場にある妙義山の案内看板から右に「さくらの里遊歩道」を少し(10分程)降りると金鶏山や筆頭岩を近くに眺めることができます。
中之嶽神社駐車場は、妙義山を訪れる人で賑わっているスポットです。自動販売機があり飲み物も買うことができます。常に水分補給は大切ですね。
【中之嶽大国神社】
中之嶽神社では、甲子祭でお祓い祈祷した6つの種類の御守「野球御守」があります。
【大国神社】では、野球をする元気な子供たちが参拝する姿を見かけます。
名前やチーム名を入れられる木箱に入ったお札や「野球上達の絵馬」などがあります。「子供たちが、ケガなく元気に野球ができるように」と野球祈願・甲子園出場祈願・ケガ除健康祈願もしてくれるそうです。甲子園出場祈願の【願いバット】も売っています。
中之嶽神社には、野球だいこくさまもいらっしゃいます。元気にスポーツができるように神様のパワーをいただけますね。
中之嶽神社【縁結・縁切り】
中之嶽神社は出雲大社の分霊社で、御祭神は縁結びの神として有名な大国主命。
だいこく様が持っている剣は悪いものを切ってくれると云われ、厄や悪縁を祓ってくれます。そして、悪い縁が切れると良い縁が結ばれると云われております。
縁切り・縁結びを願い玉があります。
願い玉に願うご縁を書いて、願い玉にいれて境内【大国神社】所定の位置に結びます。
白い紐で結ぶ縁切り玉
赤い紐で結ぶ縁結び玉
白と赤の2つの玉がありお金の縁・仕事の縁・結婚の縁など、様々な縁結びや縁切りの祈願ができます。
人生は「ご縁から始まる」と良く言われますが、悪い縁を断ち切り、良きご縁がたくさんつながっていくと良いですね。
簡単なようで難しいですが、良い縁を呼ぶには、悪い縁を断ち切らないといけません。
中之嶽神社社殿
中之嶽神社社殿は境内奥の右側の鳥居をくぐります。145段の石段を登った先に、御神体の轟岩(とどろきいわ)に隣接している社殿があります。
轟岩に隣接している社殿はとても神秘的な空間を漂わせています。社殿周辺からは神聖な空気が流れ、その【気】で心と体がとても癒やされます。
中之嶽神社社殿は、轟岩の岩壁に隣接して鎮座しています。
轟岩
中之嶽神社社殿の背後には御神体岩となっている轟岩があります。独立岩峰である妙義山轟岩のピークからは360度の展望が広がります。御神体である轟岩に、登る時には十分注意してください。
鳥居をくぐり石段を登って行くと中之嶽神社社殿の上部にそびえ立つ細長い御神体岩である轟岩(とどろきいわ)が見えてきます。
轟岩に行く途中の岩場には【八大龍王大神】の小さな石塔があります。轟岩の岩場に登るには、山の斜面から入り、岩場を登って行きます。
社殿の背後にそびえたっている轟岩のくさり場とはしご場の岩場を攀登ります。中之嶽神社社殿の裏から轟岩まで200メートル程です。ピークに登るまでの岩場には2つの石宮が鎮座しています。2つ目の小さな石宮の先の岩場のくさり場とハシゴ場を登ると轟岩ピークです。石宮がある岩場からは迫力満点の金洞山の展望が目の前に広がります。
石宮からハシゴ場とくさり場をよじ登った先に、轟岩岩場ピークがあり西上州の景色を一望できます。
中之嶽神社・御神体岩・轟岩のピークからは360度のパノラマ絶景です。又妙義山の金洞山の素晴らしい景観を近くで眺めることが出来ます。
轟岩ピークから南東方面には、妙義山の紅葉ラインを眼下に「筆頭岩」や「金鶏山」その先には富岡市が遠望できます。
轟岩の背後にパノラマで広がる妙義山金洞山の景観は見事なものです。
西上州の妙義山轟岩の御神体岩の岩峰は、何回登っても身も心も引き締まりますね。轟岩は神様が宿る神聖な岩峰です。
妙義山「轟岩・金洞山・中之岳・東岳」
中之嶽神社から妙義山の轟岩・金洞山・中之岳・東岳に入る登山ルートがあります。
中之嶽神社の神聖なパワーに包まれて【中之嶽神社本殿】から石段を登り、妙義山南麓から入り轟岩~中之岳~東岳【金洞山】と登山することもできます。そのまま妙義山縦走もできます。
中之岳・東岳・鷹戻し
妙義山【中ノ岳・東岳】へは、中之嶽神社社殿の石段を登り、妙義山【中之岳・東岳・金洞山】の登山道を登って行きます。
中之岳(981メートル)~東岳(標高1094メートル)中之岳山頂には石祠があります。中之岳ピークからは、東岳や迫力のある鷹戻しのピーク、奥には白雲岳や裏妙義、榛名山を眺めることができます。
鷹戻し周辺では、
ホールドに乏しく、岩壁は滑りやすく懸垂下降や腕力が必要です。
三連のはしご場やオーバーハングの岩場やバラエティーに富んだ岩場を渡ります。
広がる展望からは、浅間山や奥秩父の山々を楽しめます。中之岳からは、岩稜帯のアップダウンを繰り返し東岳(標高1094メートル)を目指していきます。
東岳のピークに立つには、ルンゼのくさり場を攀登ります。
東岳のピークからは、荒船山や八ヶ岳も一望できます。
轟岩~中之岳~東岳~金洞山へと向かった場合、下山する場合は大人場経由のルートになっていましたが、一般の方でも楽しめる登山道【石門めぐり】【中間道ルート】立入禁止解除されました。
金洞山からは、相馬岳~天狗岳と岩稜帯は繋がっていきますが、妙義山には様々な登山道があります。【妙義山縦走ルート】や【裏妙義ルート】岩峰を攀登っていく難度の高いコースもあります。
中之嶽神社の御神体である轟岩(とどろきいわ)は神聖な岩。中之嶽神社のパワーに包まれ、険しい岩稜帯を、登る妙義山は、危険が伴う岩稜帯ですが岩稜帯の好きな方には魅力いっぱいの妙義山です。
妙義山の絶景
妙義山の様々な峰から眺める四季折々の景色は素晴らしいですね。岩峰の魅力が溢れています。
裏妙義も人気
妙義山山麓に、碓氷川支流にある【麻苧の滝】があります。麻苧の滝は丁須の西の中間峰から流れている滝で、その先は【裏妙義・御岳経由~谷急山】【裏妙義・丁須の頭への登山ルート】にもなっています。表妙義も裏妙義も岩稜帯の渡りますが、どちらも複雑で急峻です。
裏妙義山登山口
【麻苧の滝】【裏妙義・丁須の頭への登山ルート】又鍵沢ルートには【裏妙義・御岳経由~谷急山】があります。谷急山は妙義山塊最高峰です。
【麻苧の滝】(あさおのたき)からの、裏妙義御岳稜線ルートでは、龍駒山~産奏山(うぶたいさん)~御岳(おんたけ)~丁須の頭~三方境~谷急山とピークを踏むことが出来ます。
御岳(963.2メートル)山頂では、丁須の頭が遠くに見えてきます。御岳から丁須の頭へは、妙義山の岩峰と独特なくさり場が続きます。
御岳山の中腹にとても小さな滝ですが、第二不動の滝があります。水量は少なく、天候に寄ってはとても水量が少なく、全くないときもあります。
裏妙義に登られる方は、破線バリエーションルートも多いですが、岩稜帯に魅了されるお山です。
簡単にエスケープすることもできないお山
それでも
人気の高い西上州のお山のひとつです。
妙義山パノラマパーク【ビュースポット】
上信越自動車道松井田妙義ICより車で約10分程の位置に、妙義山のビュースポット【妙義山パノラマパーク】があります。
西には妙義山を三山【金鶏山・金洞山・白雲山】を一望できます。上毛三山「赤城山・榛名山」や西上州の山々・関東平野を見渡すことができます。天候が良ければ、遠くに筑波山も見ることが出来ます。
妙義山周辺案内所やトイレも完備されており、無料の駐車場があります。
まとめ
妙義山の魅力【中之嶽神社轟岩・中ノ岳・東岳・金洞山】はいかかがでしたか。
妙義山は岩峰は、ほとんどが岩稜帯ルートです。クライミングや登山上級者の方にはたまらない難度の高い魅力溢れたお山です。
四季折々の絶景は見事で、妙義山からの展望は素晴らしく、周辺には、妙義山を眺めながら歩けるハイキングコースや自然を楽しめるスポットがたくさんあります。妙義山南麓に鎮座する中之嶽神社は妙義神社から15分程のパワースポット。妙義山へ登山ルートのひとつである轟岩から入る中ノ岳~東岳の金剛山ルートはおススメです。妙義山は事故が多いお山で、特に裏妙義では滑落事故が多いので安全登山目指して楽しみましょう。