小笠原諸島【南島】自然の神秘

小笠原諸島南島プレイス

小笠原諸島【南島】自然の神秘

小笠原諸島といえば、東京都でありながら美しい自然や貴重な動植物の宝庫としても知られています。24時間の船を使っても一度は訪れてみたい場所です。そんな小笠原諸島のなかでも、秘境として知られているのが「南島」です。

小笠原諸島の南島の魅力をご紹介していきたいと思います。

 

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小笠原諸島の南島とは

小笠原諸島の南島とは、父島の南西に浮かんでいる小さな島のことを言います。沈水カルスト地形の美しい無人島です。

 

天然記念物に指定され、ツアー以外の方法で島に上陸することはできません。自然保護のため1日100人までの人数制限や2時間以内などの、厳格なルールも存在します。せっかく小笠原諸島に来たら南島に行かないはもったいないとも言われる場所です。

 

かつての南島は、常に緑が生い茂るような島でしたが、ヤギが侵食したことで今の岩肌が目立つ島になりました。かつての姿を取り戻す目的で、昭和40年代にヤギの駆除が行われました。2003年以降に、植生回復のための入島制限を設けるようになりました。南島はとても小さな島ですが、ここでしか眺めることのできない絶景も多いことで知られています。

 

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小笠原諸島の南島の見どころは?

 

 

小笠原諸島南島の風景

小笠原諸島南島

 

 

小笠原諸島の南島では2時間程度の短時間しか滞在することはできません。

でも小さな島ではあるので、十分に楽しめると思います。どんなポイントについて楽しんでほしいのか、見どころを紹介します。

 

ヒロベソカタマイマイの化石

 

 

小笠原諸島南島のヒロベソカタマイマイの化石

ヒロベソカタマイマイの化石

 

 

南島の島全体が天然記念物に指定されたきっかけでもある、ヒロベソカタマイマイの化石も見逃せません。すでに絶滅したカタツムリになり、砂浜に落ちています。透き通るような真っ白な殻はとても美しい光景です。

 

ただし、天然記念物になるので持ち帰るのは禁止されています。小笠原諸島には100種類ものカタツムリが生息していたことが、研究でも明らかになっています。これは世界的に見ても類を見ないほどの貴重な場所です。

 

あくまでも触れる、写真を撮るのはOKなので、貴重な殻との記念撮影も忘れずに行うようにしてくださいね。

 

扇池

 

小笠原諸島南島扇池の風景

南島扇池

 

南島の観光名所としても知られている入り江が扇池です。ボニンブルーの海は透明度が最高です。白い砂浜が広がる絶景になり、観光パンフレットなどでもよく見かける光景です。石灰岩の侵食によって生まれた特殊な地形が広がっており、実際に海に入って遊ぶこともできます。貴重な動植物なども多く存在します。ちなみに先程紹介した、ヒロベソカタマイマイの化石が存在するのも扇池の周辺です。

 

南島は高台から眺める景色も人気があり、岩肌の険しさと美しい海の景色のコントラストを楽しめる場所でもあります。人間の手が加えられていない場所だからこそ自然のそのままの景色を満喫できます。

 

イルカ

 

 

小笠原諸島南島イルカ

小笠原諸島南島イルカ

 

 

父島から船に乗って移動する途中にイルカとの出会いもあります。小笠原諸島はもともとイルカが見られることでも知られています。一年中を通して生息しており、おもにミナミハンドウイルカハシナガイルカなどが優雅に泳いでいます。高確率で出会えますが、野生の生きもののため、必ずしも会えるとは限りません。まるで一緒に泳いでいるような絶景も広がり、貴重な体験ができると思います。時期によってはホエールウォッチングもあります。

 

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南島は上陸が難しい

南島は、もともと入り口となる湾が狭く岩礁などもあるため、海の状況によっては入ることができません。出港しても島に上がれないなどで、観光が難しくなることもあります。そもそも桟橋のようなものもなく3m程度の崖を登る必要があるなど、必ずしも行ける場所ではないことを覚えておいてくださいね。

 

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まとめ

小笠原諸島【南島】自然の神秘はいかがでしたか。

小笠原諸島は生命力をもらえる大自然の秘境です。小笠原諸島に行ったら南島に行かずに語れません。自然の美しさを体験しながらも、マナーを守って観光するようにしてくださいね。

 

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