吹割の滝【片品渓谷】を紹介していきます。
吹割の滝【片品渓谷】
吹割の滝【片品渓谷】は、高さ7メートル、幅30メートルで、群馬県沼田市・片品川の中流に位置しています。
「吹割渓および吹割瀑」国の天然記念物及び名勝になっており、2000年に放送されたNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニングにも登場した滝です。
ナイアガラを、イメージさせる迫力ある滝で、群馬県の郷土かるたには、「滝は吹割 片品渓谷」とうたわれています。吹割の滝では、奇石や渓谷も楽しむことが出来ます。
吹割の滝へは
群馬県沼田市から国道120号線を尾瀬方面に向かいます。
沼田市からとんかつ街道を走り、2013年に開通した椎坂(しいさか)バイパスを通り、老神温泉を右手に通り越し、20分~30分程走ると片品渓谷にある吹割の滝(ふきわれのたき)に到着します。
椎坂バイパスが開通する前は椎坂峠を越えてくねくねと山道を走り向ったものですが、とても近くなって便利になりました。
吹割の滝・遊歩道
吹割の滝には、遊歩道が設備されています。
吹割の滝は周遊2キロ程
滝周辺は、とても狭く滑りやすく遊歩道を1周するには階段や斜面も吊り橋もありますので、歩きやすい服装や靴・トレッキングシューズをおすすめします。
吹割の滝は冬季は閉鎖になり、遊歩道は通行止めになります。
近くに市営駐車場がありますが、夏のシーズンは、無料駐車場が満車になることが多く、満車の場合は、近くに有料駐車場があります。
遊歩道は天候により、通行止めになることがあるそうですから確認してくださいね。
遊歩道は、新鮮な空気がとても心地良く、小鳥のさえずりと水流の音を聞きながら、歩いていると日常を忘れてしまいます。
片品川にかけられている浮島橋を渡ると、狭い広場と休憩ポイントがあります。
片品川にかけられている吊り橋・浮島橋からは、片品川千畳敷を見渡せるビューポイントになっています。
吹割の滝【滝つぼ】
吹割の滝は、豪快な滝つぼも見ることが出来ます。
滝つぼには、竜宮へ通じているとの伝説があるそうです。
滝つぼの近くまで行って、竜宮に通じている神秘的な滝つぼを覗き込みたくなりますね。ダイナミックな滝つぼからは、竜宮へと吸い込まれていきそうです。
岩盤の裂け目から、ゴウゴウと流れるこの滝つぼの迫力には、圧倒されます。
まさに東洋のナイアガラですね。
水しぶきが吹き上げるので、タオルや着替えを持参したほうが良いです。
大自然の中水しぶきと爽やかな風の中を歩く片品渓谷の吹割の滝は夏がおすすめです。
吹割の滝と鱒飛の滝
吹割の滝の下流には、鱒飛の滝があります。利根川の支流の片品川にも鱒が遡上してきたのですが、どうしても上流に上ることができずに、ここで段差を飛び跳ねていたことから鱒飛の滝(ますとびのたき)と呼ばれるようになったそうですよ。
鱒飛の滝は、吹割の滝の下流に位置する高さ15メートル・幅6メートル程の滝です。
片品渓谷
群馬県の郷土かるたで「滝は吹割・片品渓谷」とうたわれているように、片品渓谷も見事な景観を見せてくれます。片品川の豪快な水流や奇石など片品渓谷も見どころです。
般若岩
吹割の滝下流の右岸の片品渓谷の岩壁を般若岩と言います。
吹割の下流周辺も滑りやすいので注意してくださいね。
屏風岩
吹割の滝から見上げるとそびえたつ岩肌は、屏風岩です。
吹割の滝はパワースポット
自然豊かな群馬県は、たくさんの山々に囲まれています。周辺には、日本百名山標高2143メートル片品川渓流に沿って皇海山(すかいさん)の登山道があります。
上州武尊山の風に触れ、片品川に耳をすませば時間を忘れて川釣りを始めたくなるかもしれません。片品川に住む川魚のイワナやヤマメの塩焼きは絶品で、最高の贅沢です。
たくさん自然との心躍る出会いがあるかもしれません。
吹割の滝で、元気をもらい癒された後は、そのまま日本ロマンチック街道から金精峠を抜けて中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路を走り、いろは坂まで足を運んで見るのもいいかもしれません。
夏には、120号線沿いの「とうもろこし街道」で、取り立ての新鮮なとうもろし屋さんができ、その場で焼いてくれる焼きトウモロコシの甘さには驚きます。
まとめ
片品渓谷【吹割の滝】はいかがでしたか。
大自然の力を感じながら今年もパワースポットでもある吹割の滝で、心も身体も開放してみませんか。