稲含高倉線【稲含山】秘境林道
群馬県の稲含山麓に位置する稲含高倉線を紹介します。
概要
- 稲含高倉線は、群馬県の稲含山山麓の林道
- 下仁田町起点から6536メートル約6.5キロ程【下仁田区間】
- 甘楽町起点から2773メートル約2.8キロ程【甘楽町区間】
- 下仁田町区間と甘楽町区間を合わせると総延長は、約9キロ程の林道
- 御荷鉾スーパー林道の北東に位置しています。
稲含高倉線【稲含山】秘境林道
稲含高倉線は稲含山麓に位置する群馬県甘楽郡下仁田町から甘楽町を繋ぐ大自然の秘境林道です。
稲含高倉線の下仁田町と甘楽町の総延長は、約9キロ程の林道となります。
稲含山山麓の自然を満喫できる林道です。下仁田からでも甘楽町からでも入ることはできますが下仁田区間は砂利道です。林道補修工事がされ以前より道路状況は良くなっています。
稲含山
下仁田町と甘楽町の県境にそびえる稲含山は、甘楽町最高峰ぐんま百名山の標高1370メートルのお山です。
360度の展望
稲含山山頂からは、西上州の360度の大展望が広がります。
大塩湖を見下ろしながら富岡市の街並み、西上州の山々(鹿岳・小沢岳)を始め、赤城山、西北には浅間山・妙義山、西方面に荒船山、北方面に榛名山などの展望などを楽しむことができます。天候に恵まれれば北方面に谷川岳、日光白根山や北アルプスも遠望することができます。
群馬県と新潟県との県境である上越国境も見えたりします。茂垣峠からピストンで2キロ程で短時間で登頂することができるお山です。
稲含神社
稲含山山頂手前には、下仁田稲含神社が鎮座しています。
稲含神社から左方面へ進むと稲含山山頂です。
稲含高倉線は、この稲含山山麓の秘境林道です。
稲含高倉線
稲含山山麓の林道・稲含高倉線「下仁田区間」は、県道193号の下仁田小幡線・下仁田町栗山から入ります。ほたる山公園の麓から入って行きます。
栗山川に沿って舗装された山道を、進んでいくと稲含山と奥栗山渓谷の分岐があります。
この分岐を、左方面へ稲含山登山口方面に向かっていきます。
田舎風景に、安らぎを感じる高倉集落・茂垣集落の2つの集落を通っていきます。
稲含高倉線起点
高倉集落を過ぎると稲含高倉線起点です。
稲含高倉線起点には、農耕の神として信仰されていた稲含山山麓林道の面影が残ります。
稲含高倉線は、ここから始まっていきます。稲含高倉線に入ると、砂利道になり、悪路も多くなります。冬季は、積雪の状態でアイスバーンになることもあります。
だんだんと空が広がっていきます。とても気持ちの良い空です。
茂垣集落にある牛舎と鉄塔を抜けていくと次第に林道が悪路になっていきます。
茂垣集落を過ぎると景観を楽しめるポイントが出てきます。
西上州の山々の景観などを楽しむことができます。
稲含高倉線終点
稲含高倉線【下仁田区間】は、茂垣峠で終点となります。終点となっている茂垣峠は、数カ所ある稲含山登山口の一番近い登山口にもなっており、甘楽町と下仁田町の堺に位置しています。
甘楽町から入っても、下仁田町から入っても終点は同じ茂垣峠駐車場になります。
こちらの下仁田区間・稲含高倉線終点から先は、甘楽町の稲含高倉線に入っていきます。
稲含高倉線終点の茂垣峠を過ぎると、甘楽町稲含高倉線の砂利道が続いていきますが、舗装された林道になっていきます。この先からの稲含高倉線は、林道を下っていきます。
下仁田町と甘楽町の稲含高倉線は、それぞれの秘境感を感じることが出来る雰囲気を持っています。
林道をそのまま進んでいくと甘楽町の古民家の立ち並ぶ秋畑那須地区を通り、群馬県南西部の群馬県道46号富岡神流線に出ることができます。
にほんの里100選
稲含山山麓には、すこやかで美しい里を全国から100ヵ所選んだ日本の里100選があります。
秋畑那須地区は、「にほんの里100選」に、選ばれています。春には、約250匹のこいのぼりが稲含山麓の谷間を泳ぐ風景を見ることができます。稲含山山麓の青空に泳ぐこいのぼりは、心を優しく包んでくれます。
稲含山麓は、やすらぎを感じることができる素晴らしい自然があります。
稲含山麓の稲含高倉線は、そんな自然にある秘境林道です。
稲含高倉線の魅力
稲含山登山口にもなっている茂垣峠の終点までの林道は、数カ所の展望ポイントがあります。
標高はある程度ありますので、とても清々しい空気が気持ち良い林道です。
稲含高倉線の終点には、稲含山登山口の駐車場にもなっている広い砂利の茂垣峠駐車場があります。
稲含高倉線下仁田町終点の茂垣峠からは、甘楽町の稲含高倉線に入っていきます。
甘楽町の稲含山山麓の稲含高倉線は、下仁田区間とは違い、ほとんどが舗装されており、稲含高倉線終点から稲含山山麓を下っていく舗装された林道になっています。
稲含山山麓に数ヵ所ある稲含山登山ルートが周囲にあります。
ハイキング気分で行くことができる稲含山登山口のひとつになっている神ノ池公園もあり、とても静かな池がある公園で癒されます。又稲含高倉線甘楽区間には、バリエーションを楽しめる野上ルートがあります。稲含山・大山・黒内山は、急斜面を登ったり、藪漕ぎ、地図読みをしたりします。
稲含山麓の群馬県甘楽郡甘楽町秋畑の中腹の標高900メートル程の位置には、那須地区の歴史と伝統ある秋畑稲含神社が鎮座しています。
毎年5月3日の稲含山の山開きに、稲含神社春季例大祭が行われます。稲含山が最もにぎわう日でもあります。
稲含山麓の稲含高倉線は、下仁田区間・甘楽区間とどちらも楽しめる秘境感溢れる林道です。
まとめ
稲含高倉線【稲含山】秘境林道はいかがでしたか。
今回のトレイルでは、たぬきにご縁があったようです。たぬきさんが林道を走り抜けていきました。
稲含山山麓の稲含高倉線は、とても素敵な秘境林道です。稲含山山麓の自然を感じることができます。稲含山山頂からの展望も良いので稲含山登山もおすすめですよ。